タイのシンクロニシティ

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変わりゆくものと変わらないもの。


タイのことを好きだったのは、
遠い昔のことと自分の中で封印している感がありました。
(特に理由はないけど)


今はコロナでタイに行けるチャンスもないし、
タイが好きって、別に珍しくも何ともないから
あえて自分から言う話でもない。
だから自分がタイが好きだっていう事実も
忘れかけてました(笑)。


それが、例の入院だ、手術だを乗り越えて、
タイ熱が再燃してからというもの、
至るところで「私、タイが好きなんですよね~」と言う
ようになっていました。
このブログは今の時点で誰も読んでないと思うので、
誰かに言った内には入ってませんが、
何か好きということを言わないと損みたいな
気持ちになってきたんですね。
何でもいいけど、話題にしたい、みたいな。


すると、
「旦那さんの仕事の関係で今年タイに住むことになった人がいて」
と人を紹介されたり、
ご縁があってある方とお話していると、話題の中に、
「実は将来的にはタイとかに住みたいんですよねー。」
「多分前世タイ人じゃないかと思うのよね」
とどこからともなくタイが出てきたり。
「呼ばれた」と思いましたよ。
(まだたった2人ですけど)


好きなことって、
公言した方がいいんだなって思いました。
偶然を待つのではなく、偶然を引き起こしてやるのです。
こっちから。
引き寄せるって言葉は陳腐化しているので、
もっと、良い表現がないかなと思っているのですが。


好きだ好きだって猛烈アタックしている内に、
もうコロナ収束とかを待たずに、
タイに行ける日が来たりするんじゃないかなとか、
思っています。
コロナ収束するのを待ってから何かをしていたら、
自分の体もどんどん年を取るし、
今できることが3年後、5年後できるとも限らないし。
40も過ぎるとそうゆうのを切実に感じたりします。


しつこいくらいに前川さんの話ばかり出てきますが、
(それもそのはず、最近前川さんの本しか読んでない)
前川さんがタイと出逢ったのが、20代。
バンコクの匂い』を書いたのが40代。
これ、私も同じです。時代は20年ズレるけど。


自分の年齢の変化で見える風景が変わるってあるでしょう。
同じ物を見ても年によって見え方は変わらざるをえない。
前川さんの上述の本にノスタルジーを感じるのはそのせいだって。
今のタイを見たらノスタルジーどころではないでしょう。


でももしタイに久しぶりに行くことが叶ったとしたら、
その変貌ぶりにショックを受ける自分がいるのではないか、
怖い自分もいます。
こんなにインターネットとかSNSが流行っている時代に、
タイに実際行かなくっても見れる情報を私は積極的には
見ていません。
90年代の本とかを読んで懐かしんでいるのはそのせいです。


シンクロニシティを感じる経験をして、
これから10年ぶりのタイに行ける日を心待ちにしていますが、
心のどこかで、私はあの頃のタイに帰りたいのかな、
あの頃の自分に帰りたいと思っているのかなと思ったりします。


でもそんなことを言っていると、
今起きてる変化を目の当たりに出来なくなってしまうので、
思い出半分、現実半分でタイを楽しむ心の準備をしておこうと
思います。



今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。